ひさしぶりの旅行に行ってきた

世の中の感染症関連が一時的に落ち着いてきているので、健康に気を付けたうえで、しばらくぶりの旅行に行きました。

とにかく最近まで外出がはばかられる雰囲気だったということもあり、ほどよい非日常感を得たいという気持ちが強かったので、ひとりでフェリーに乗ってどこかに行くことにしました。 ということで、東京から北九州まで2泊3日のフェリー便に乗ってきました。

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ふね~

www.otf.jp

東京を19:30に出発して、新門司港に翌々日の明け方5:35に到着します。到着地の新門司港から最寄り駅までは結構な距離があるので、(車と一緒に乗船せずに徒歩で乗船する場合は)フェリー会社が用意してくれる 乗り合いタクシーを利用するのが便利です。このタクシーは予め予約が必要 なので絶対に忘れずに予約しましょう。 (予約を忘れると、早朝に人も少ない港に降りた後、どうしていいかわからず心細い気持ちになりそうです。私は予約を忘れていてこれになりかけました。)

4000円の個室料金を支払うと2名まで寝られる個室を借りられるのですが、今回は追加料金なしの2等寝台に泊まりました。 カプセルホテルのような寝台が並ぶ大部屋でしたが、感染症対策で定員も半分で運用されているようで、混んでいる感はまったく感じませんでした。適度な個室感もあり、他人の目を気にせずに寝られます。 大部屋に28床あるうち、埋まっていたのは5床もない?くらいの感じでした(平日発着の便を利用したからかもしれません)。 部屋の雰囲気はフェリー会社の公式サイト で360°ビューを確認できます。

展望デッキに出ると、ひろーい空や海を眺めることができます。

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下から見る東京ゲートブリッジ

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あさのようす

心配していた船酔いについては、乗船した日は波も穏やかだったこともあり問題ありませんでした。酔い止め飴が船内で販売されていますが、飲み慣れた酔い止め薬を持っておくとお守り代わりになってよいと思います。 ただ、寝台に横になるとエンジンの周期的な「コクッ」という振動が気になり、慣れるまでは寝付けなかったりしました。

2等寝台は窓もなく狭いので、寝る以外の時間はパブリックスペースで過ごすことになります。レストランがない代わりに冷凍食品やパンなどが並ぶ自販機がたくさんあるので、そこで食料を調達して 食べたりします。ほかのお客さんをみていると、タッパーに食材を詰めて乗船している方もいたので、予め食料やお酒を調達したり準備しておくとよりよいなと思いました。持ち込みの食材を温める用の 電子レンジもありました。

ひたすら窓の外を眺めながら、ご飯を食べたりお酒を飲んだりします。とにかくだいたいぼーっとしていました(たのしい)。

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窓からのながめ

あとは、予めダウンロードしておいた動画などを視聴したり、ネットサーフィンしたり(WiFi設備はないので自分のモバイル回線を使うことになります。陸地が見えるときはつながるけど、つながらないときもたまにあります。) してひたすら時間をつぶすなどします。

船の中には大浴場もあり、24時間利用することができます。空いている時間を狙って利用したので、ほぼひとりで入浴できました。浴室もトイレも共用ですが、とてもきれいで抵抗なく利用できました。

はじめての長距離フェリー乗船でしたが、当初の目的である「ほどよい非日常感」を体験できてとてもたのしかったです。混んでいる船内での2泊は疲れるかも、という気もするので、可能なら空いているときを狙っていくのが良いと思いました。個人的にはフェリーでのゆったりとした移動はけっこう自分に合っていると感じたので、ほかの航路にも乗ってみたいな~となりました。

持っていくとよさそうなもの

今回乗船時に持っていったほうがよかったな(あるいは持っていてよかったな)と思ったものたちです。

  • バスタオル / フェイスタオル(船内の自販機でタオルを販売していますが、貸出のものはない。濡れたタオルは船内のコインランドリーで乾燥できる)
  • 現金(電子マネーやクレジットカード類は使えません)
    • 船内に両替機があるので、小銭類は必ずしも多めに持っていく必要なはいと思います
  • 酔い止め薬(持っていると安心できるので)
  • いい感じの食べ物を少々(途中下船できず、船の中で過ごす時間は長いので。船内に自由に使える電子レンジもありました)
    • カップ麺やパン・冷凍食品系の弁当、総菜、ビールなどの自販機が充実しているので、気にならない方は食べ物系の持ち込みは不要
    • ソフトドリンクやアメニティの販売も含めて自販機は結構充実していました
  • 寝間着(浴衣とかはないので)
  • 延長コンセント(2等寝台には100Vコンセントが一口ありますが、充電器などの形状によってはコンセント直上にある突起に干渉して挿せないこともありそうなので)
  • 耳栓(今回は使いませんでしたが、あると安心。船内の自販機でも売っていました)
  • 予めダウンロードした動画コンテンツや書籍類(インターネット接続が安定しないので、Netflixなどの動画サービスのダウンロード機能を使って予め準備しておくと良い)

そのほか

  • パソコンなどの大きめの貴重品を持っているときは個室を利用したほうが便利かも
    • スマートフォンや財布、カギなどをしまっておくのに便利な貴重品ロッカーはありますが、ラップトップPCは入らなさそう。

下船後の活動

夜明け前くらいに門司駅に無事着くことができたので、とりあえず門司港にむかって駅舎を眺めたり、さんぽをしたり。関門トンネル人道 で本州に一時戻ってみたり。

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門司港駅

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明け方のいいかんじの駅舎

特急で移動して温泉に入りつつおいしいものをたべたり地獄を見に行ったり

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ここが地獄か~

なつかしの天神をさんぽしたり、都会に突然現れる山に登ったり していました。

ひさびさの自宅以外の寝泊りで大変満足できました。ではでは。